トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

そこに愛はある


僕より6歳下の後輩N村君。

現在42歳、奥さんの年齢が、なんと68歳。

冗談ではありません。全て事実です。


N村君は、前の会社で知り合いました。

公私共に仲良くしていました。

その頃から彼は、熟女好きだったのですが

熟女といっても、一回り上とかそんなかわいいもんじゃございません。

軽くふた周り上の女性に魅力を感じる奴だったのです。


当時の勤め先は、パートさんがかなりいました。

その中の1人Fさん、彼女はN村君より26歳年上でした。


そのFさんに恋をしたN村君。


僕は忘年会の時に、N村君とFさんが2人きりになれるチャンスを作ってあげました。

 

翌日、どうだったか聞いてみると、相手にはされなかったと。


しかし、それから何回かアタック。


紆余曲折あったけど、N村君は晴れてFさんと一緒になれたのです。


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それからN村君は

会社を辞めてトラック運転手になりました。


そして僕もN村君に誘われて、同じ会社でトラック運転手になりました。


彼はその後、大型免許を取り、転職していきました。

 

彼とはもう、20年ぐらいは会ってないです。

 

噂では、彼にはもう孫ががいると聞きました。

そらそうです。Fさんはふた周り以上年上なわけですから、Fさんの連れ子さんは、N村君と歳が変わらないのです。


その連れ子さんが結婚して子供が出来たら、N村君の孫になるわけです。

 

彼は40代でおじいちゃんです。

 


そんなN村君を先日、スーパーの前で偶然見かけました。


N村君の風貌、出で立ちは、そんな変わってなかったので、すぐ分かりました。


そして、奥さんのFさん、


もう立派なおばあちゃんになられていました。


そして孫もいました。


僕は思いました。

N村くん偉いなって、

ちゃんと添い遂げてるんやなって、


これはもう本物の愛やなぁて思っていたら、


スーパーの入り口にあるガチャガチャを孫がやりたいと。


Fさんは財布からお札を出し、孫に渡そうとした瞬間 N村君が


「ガチャガチャは小銭に決まってるやろ」


と、キレ気味に言ったのです。


まるで思春期の息子が、母親に言うかのような口調で。


え?N村君…そこに愛はあるのかい?笑


僕は そのまま声を掛けずにそっと帰りました。


これからもN村君の家族が、ひとつ屋根の下で幸せに暮らせることを願ってます。

 

 

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。