トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

切なすぎる話


同僚Z氏。

 


彼とは知り合って10年以上。公私共に仲良く、一緒にラジコンやったり、バンド組んだり、B’zのライブに行ったりしていた。

 


そんなZ氏、去年1年間、会社の代表をつとめたが、コロナ禍の煽りを受け業績悪化、代表を辞退した。

 


業績悪化といってるが、本当の理由は、元社長N氏(ジジイ)のパワハラである。

 


出る杭は徹底して打つ、我がこそ全て、自分の考えを強引に押し付けるやり方に嫌気がさしたのだ。

 


現在は、ドライバーから内勤になり、会社を変えて良くしていこうとしている同僚Gさんも、

 


ジジイに嫌気がさしている

 

 

 

「ほなお前がやったらええやん」

 


が口癖のように出てくる

 


思っきり気持ち分かる。

 


ホンマにジジイは昔からそうである。

 


話はそれてしまったが、

 

 

 

代表を辞退した同僚Z氏。

 


じつは去年末で退社予定だったが、

 


ジジイのはからいで、ドライバーとして再スタートした。

 


僕も、Z氏には辞めてもらいたくなかったので、残ってもらえて良かった。

 

 

 

今年に入り、

 


仕事量がさらに激減した。

 


うちの会社の主軸、某大手住宅メーカーの生産量が減ったからだ。

 


Z氏は、ドライバーとしての再スタートなので、給料は激減した。

 


あたりまえだが、代表をしていた頃よりも、15万は減ったと思われる。

 


しかも会社命令で、愛知県の営業所勤務、週末は地元滋賀県に帰るという

 


二重生活をさせられている。

 


手当も一切もらえず。

 

 

 

 


そんなZ氏と電話でたまにやり取りする

 


先日、こんな話があった。

 


ここから、ちょっと切ない話になります…

 

 

 

Z氏が日曜日、地元滋賀県の家に帰った時のこと。

 


お昼ご飯を食べようとダイニングに行くと、中学生の次男がお昼を食べていた。

 


それが、ただの食パン。

 


マーガリンも何もつけていない食パン。

 


Z氏が

 


「ん?マーガリンかジャムか付けへんの?」

 


と、聞いたら

 


「なんにも無いよ、これでいいよ」

 


と、言ったらしい。

 


しかも、牛乳もジュースも無くて

 


飲み物はお茶のみ。

 


お茶で食パンを流し込む次男を見て

 


Z氏は切ない気持ちになった…

 

 

 

車で移動中、次男が

「たまにはレストランでランチ食べたいな」と言った。

 


たまたまココス(レストラン)の前を通りかかったら

 


『ランチ780円』の旗を見て、次男が

 


「たかっ」と呟いたという。

 


息子が遠慮して言ってる言葉に

 


Z氏は切ない気持ちになった…

 

 

 

修学旅行の時、お小遣いは最低7千円は必要(学校指示)

 


出発前、次男が申し訳なさそうにZ氏に話す。

 


「お父さん、あの〜修学旅行の小遣いが7千円はいるんやけど…」

 

 

 

「お、おぅ、わかった、」

 


と、Z氏は財布をパッとみたら

 


千円しか入ってなかったという。笑

 


すまん出したってくれへんか?

と、奥さんにアイコンタクトした時

 

 

 

Z氏は切ない気持ちになった…

 

 

 

 

 

 

先日、久しぶりに

 


Z氏と仕事が一緒だった。

 


僕は、前日から思った。

 


明日は、Z氏にランチをご馳走してあげようと。

 

 

 

ていうかZ氏、

 


給料激減で父親としての顔に、

 


泥を塗られたかもやけど、

 


パンにジャムぐらいは塗ったってくれよ。笑

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ランチをご馳走した時のお話は

また次回に。