ベッドに横になりながらふと思う。
なんで、こんなことになったんやろか…
こんなに自由が効かない体になって…
悔やんでもしかたないこともわかってる…
経過が良好なこともわかってる…
頭や脊髄を打たなくて良かったこともわかってる…
日に日に良くなっていくこともわかってる…
それでも、この現実を受けとめ切れてない
弱い自分がたまに顔をだす…
そんな7月29日12時37分。
おはようございます☀️
7月29日金曜日の入院日記です。
♦14時25分
リハビリ2回目。
担当してくれたのは、初日から来てくれた優しい感じの兄ちゃんK村君だ。
ベッドでマッサージをしてもらいながら雑談。
「若そうやけどK村さん幾つなん?」
「僕24です」
「遊びたいざかりやん」
「いや、でも僕、もう結婚したい感じです」
「ええええーー早いでーー」
「ですかね」
「ていうか、結婚て、先ず彼女見つけなあかんやん、この仕事で出会い中々ないんちゃう?」
「そうなんですよ、でも僕、彼女いるんです」
「ええええーーーどこで、見つけたんや、まさか、職場?」
「はい、、」
「24で仕事もまだまだこれから覚えていかなあかんのに、ちゃっかり職場で彼女作るって、君、中々のハンターやな!」
「いえいえ、笑」
「じゃあお相手は同じリハビリ仲間?」
「違います、東病棟の看護師している子です」
「へぇー、声掛けたんや」
「はい、食事に誘ってから、って感じです」
やるな!K村。
「んで、初デートはどこ行ったん?」
「伏見稲荷です」
「へぇー、まぁ縁結びって言われてるからな」
「その後は、僕の地元の宇治観光を」
「平等院とか?抹茶を飲んでとか?」
「はい、そうです」
「チョイスが渋すぎるやろ。それ中年のデートコースやで笑」
青春しとるな!K村。
「んでさ、どこまで進んだ感じなん?」
「それが僕、女性とお付き合いするのも初めてなんですよ」
「ええええーーマジかーー」
「だからもう、デート中も、何喋っていいかもわからんくて、」
「んじゃ、まだチュウもしてないんや?」
「はい…」
なんやこのウブな恋愛話
可愛いやんけ!K村。
「そうなんや、んじゃ、いざ結ばれる時、ド緊張やな」
「はい、、そうなんですよ、ちゃんと出来ますかね?」
「ちゃんとって、、そやな…」
「ちゃんとできるか不安で」
「いや、それはちゃんとしようと思わなくてええねん。初めてなことも相手に言うて、あとは、」
「あとは、、?」
「焦らず、優しくやわ。オッサンがアドバイスできるのはそれぐらいかな」
「なるほど」
「とにかく優しくが1番大事やから、あとは焦らないこと」
「はい」
「焦って、穴、間違えたらあかんからな笑」
「あはははは」
「俺の脚のリハビリと一緒やん、焦らず確実に」
「ほんまですね」
「じゃあ俺が歩けるようになるのと、K村君が結ばれるのが、どっちが早いか勝負な」
「そんなん、ともさんが歩けるほうが絶対早いですよ〜笑」
今日は、
なんかいい話を聞きました。
*写真
僕を支えてくれてる彼がK村君。
さぁ歩けるようになるまで頑張るぞぉ!