10月8日土曜日。
警告灯が点いた⚠️
今僕が担当している2トン車だ。
もう50万キロに達しようとしているボロ車だ。
しかし警告灯の意味がわからない。
英語で『SAM』とだけ表示されてる。
『SAM』? サム?
サムって何??
サムって聞いて思いつくのは
TRFしかない…笑
取説見るのもめんどくさいのでググッてみた。
出てきた‼️ Googleは神だ✨️
どうやら電装系のトラブルらしい。
しかし、その大半が、何かしらの球切れらしい。
えっ、球切れで警告灯点くの?
ボロのくせに、なんちゅー優秀な装備付いてねん。
トラックを止めて球切れがないか調べてみた。
ナンバー灯が切れていた。
ナンバー灯が切れただけで、警告灯点くなよ
ちょっと思た。
警告灯が点くだけでドキッとしてまうねん。
(運転手あるある)
帰社後、ナンバー灯の球交換をすることにした。
まずカバーを外す。ボルト2本で固定されている
プラスドライバーでいける。
左側のボルトを外した。そして右側のボルトを外そうとしたら、
ん?固い、なにこれ、ボルトが全然回らん、、
これ、力入れるとネジ山なめるパターンのやつやん。
しかし、これを取らないと交換が出来ない。
軽く力を入れて回そうとした、
きっちりネジ山をなめてしまった…
同僚達がみんな帰ってきた。
「どうしたんですか?」
「ナンバー灯の球交換するのにカバーを外そうとしたら、ネジ山なめてもうた」
「あーあ、」
「どうしたらええやろ?」
同僚達からは色んな意見が出た。
「マイナスドライバーでいったらええねん」
「平べったい輪ゴムをかましたらええねん」
「新たなボルトを突っ込んで回したらええねん」
どれも信ぴょう性にかけるものばかりだった…
色々トライしたが、どれも上手くいかず
ネジ山は、なめになめまくり、➕が〇になっていた…
終わったな…
と思ってたらN君が、ふと
「こういうネジ山なめたボルトを外す工具がありますよ」
希望の光が差し込んだ✨️
「えっ、マジで?」
「なんなら、僕持ってます」
「えっ、貸して〜」
「家にあります。今、取ってきましょか?」
「えっ、いいの?」
「はい、大丈夫ですよ」
N君の家は会社から5分ぐらいだが、わざわざ取りに行ってくれるなんて、ほんま優しい男である。こんな優しい男に、早くいい彼女が出来たらいいのにと思う。
N君なら彼女をなめることはないと思う。
いや、変な意味で舐めまくるとも思った。笑
N君が家に工具を取りに行ってる間に、僕は近くのホームセンターで、新しいボルトを買いに行った。どうせボルトは使えなくなるだろうし。
ホームセンターから戻ったら、日が暮れようとしていた。
N君がすでに工具を使ってボルトを外してくれていた‼️
しかし、
「ボルト外れたのは外れたんですが…」
「ん?」
「折れたんですよ。ボルトの頭がバキッと」
「ええええっ」
「多分相当中で錆びていて固着して回らなかったっす」
「なるほどな」
「でもカバーは外れるから、ナンバー灯の球交換はできます」
「そやんな、んじゃカバーは片っぽだけ止めて、折れた方はタイラップで止めとこ」
結果、こんな感じになりました。
もう50万キロも差し迫ったトラックやし、お金かけて直すのももったいないし、これで良しとしよ。
ていうか、帰社してから約2時間。
みんな文句一つ言わず残ってくれてほんま優しい。
いま居るメンバーの絆というボルトはガチガチに締まってるなと思った。
翌日、ナンバー灯見たら
また球切れてた
このトラックが1番なめとるな‼️笑
さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。