トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

ナンバー灯の球交換に大苦戦💦

10月8日土曜日。

 

警告灯が点いた⚠️

今僕が担当している2トン車だ。

もう50万キロに達しようとしているボロ車だ。

 

しかし警告灯の意味がわからない。

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英語で『SAM』とだけ表示されてる。

『SAM』?  サム?

サムって何??

サムって聞いて思いつくのは

TRFしかない…笑

 

取説見るのもめんどくさいのでググッてみた。

出てきた‼️ Googleは神だ✨️

どうやら電装系のトラブルらしい。

しかし、その大半が、何かしらの球切れらしい。

えっ、球切れで警告灯点くの?

ボロのくせに、なんちゅー優秀な装備付いてねん。

 

トラックを止めて球切れがないか調べてみた。

ナンバー灯が切れていた。

ナンバー灯が切れただけで、警告灯点くなよ

ちょっと思た。

警告灯が点くだけでドキッとしてまうねん。

(運転手あるある)

 

帰社後、ナンバー灯の球交換をすることにした。

 

まずカバーを外す。ボルト2本で固定されている

プラスドライバーでいける。

左側のボルトを外した。そして右側のボルトを外そうとしたら、

 

ん?固い、なにこれ、ボルトが全然回らん、、

これ、力入れるとネジ山なめるパターンのやつやん。

しかし、これを取らないと交換が出来ない。

軽く力を入れて回そうとした、

 

きっちりネジ山をなめてしまった…

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同僚達がみんな帰ってきた。

「どうしたんですか?」

「ナンバー灯の球交換するのにカバーを外そうとしたら、ネジ山なめてもうた」

「あーあ、」

「どうしたらええやろ?」

 

同僚達からは色んな意見が出た。

「マイナスドライバーでいったらええねん」

「平べったい輪ゴムをかましたらええねん」

「新たなボルトを突っ込んで回したらええねん」

 

どれも信ぴょう性にかけるものばかりだった…

 

色々トライしたが、どれも上手くいかず

ネジ山は、なめになめまくり、➕が〇になっていた…

終わったな…

 

と思ってたらN君が、ふと

「こういうネジ山なめたボルトを外す工具がありますよ」

希望の光が差し込んだ✨️

「えっ、マジで?」

「なんなら、僕持ってます」

「えっ、貸して〜」

「家にあります。今、取ってきましょか?」

「えっ、いいの?」

「はい、大丈夫ですよ」

 

N君の家は会社から5分ぐらいだが、わざわざ取りに行ってくれるなんて、ほんま優しい男である。こんな優しい男に、早くいい彼女が出来たらいいのにと思う。

N君なら彼女をなめることはないと思う。

いや、変な意味で舐めまくるとも思った。笑

 

N君が家に工具を取りに行ってる間に、僕は近くのホームセンターで、新しいボルトを買いに行った。どうせボルトは使えなくなるだろうし。

 

ホームセンターから戻ったら、日が暮れようとしていた。

N君がすでに工具を使ってボルトを外してくれていた‼️

しかし、

「ボルト外れたのは外れたんですが…」

「ん?」

「折れたんですよ。ボルトの頭がバキッと」

「ええええっ」

「多分相当中で錆びていて固着して回らなかったっす」

「なるほどな」

「でもカバーは外れるから、ナンバー灯の球交換はできます」

「そやんな、んじゃカバーは片っぽだけ止めて、折れた方はタイラップで止めとこ」

 

結果、こんな感じになりました。

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もう50万キロも差し迫ったトラックやし、お金かけて直すのももったいないし、これで良しとしよ。

 

ていうか、帰社してから約2時間。

みんな文句一つ言わず残ってくれてほんま優しい。

いま居るメンバーの絆というボルトはガチガチに締まってるなと思った。

 

 

翌日、ナンバー灯見たら

また球切れてた

このトラックが1番なめとるな‼️笑

 

 

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。