トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

逆デスノート

昨日、行きつけの美容院へ散髪に行った。

カットしてくれるのは店長のM君。

もう10年以上の付き合いである。

 

カットしてもらいながら雑談。

「最近キャンプ行けてる?」

「それが全然行けてないです」

「忙しいんやね」

「行きたいんですけど、講演会が月曜日にあって休みがないんですよ」

 

M君は美容の専門学校へ月3回、講師として講演会を行ってるという。その講演会がお店の定休日の月曜日にあるから、全然休みが取れないそうだ。

 

「じゃ明日も講演会?」

「それが、明日は休みの予定だったんですよ。でも社長から取引先とゴルフあるから空けといてと言われて、いや〜ちょっと休み取れてないんで、、と断った時に、お客さんが来て、フワ〜っと話が流れたんです」

「ほうほう」

 

「それから2週間、その話は一切されてないし、僕からもしてないんですよ」

「なるほど、もうそれやったら行かんでええんちゃう?」

「それがね。風の噂で聞くと、社長が他の従業員に、月曜日Mとゴルフやわ。って言うてるみたいです、、」

「ありゃま」

「僕、断ったのに行くの確定なんですよ、、」

「でも、まだ連絡ないんやろ?」

「ないです。でも多分電話かかってくると思います。時間と場所の連絡が。僕からは一切連絡しやんとこって思ってます。それが僕の精一杯の最後の抵抗なんで。笑」

「なるほど笑 行きたくないことに気づけよ社長!的な。笑  察しろよと。笑」

「はい。笑」

 

社長ってのはどこもめんどくさいもんやな。

 

「それでいうたら、うちの社長もな、あっ元社長な」

「はい、」

「年末に退職金くれるんよ。」

「えっ、どういうことですか?」

「うちの会社、名前変わって新会社になったんよ、2年前に。それで前の会社は退職金制度があったからもらえるってことに」

「でも2年前にですよね」

「そう、遅いやろ?笑」

「今頃なんですね」

「お金を工面する期間が必要やったみたい」

「なるほど」

 

「でもな、なんでか 最初は退職金って名目やったのに、お年玉って言い出しよってん」

「えっ、お年玉」

「そうそう、たぶん中身が当初の額より目減りしまくって、お年玉になったんちゃうかなと。退職金っていうと少ないけど、お年玉っていうたら多いやん!みたいな。笑」

「あははは」

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「それでな、そのお年玉ひとりひとりに元社長がメッセージを書いてくれてるんよ」

「えっ、素敵ですやん」

「それで、俺には、長い間事故もなく怪我もなくって書いたらしい。笑」

「あっ、笑」

 

「そのメッセージを書いたのが7月22日やねんて、その翌日7月23日に、トラックから落ちて大怪我するという。笑」

「あはははは」

「ただの逆デスノートやで。笑」

 

 

さぁ今週も安全運転で頑張ろっと。