トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

どんだけ好きやねん‼️

2023年1月25日。

10年に1度の大寒波襲来。

朝起きて、玄関を開けたら、白銀の世界。

そして道はガチガチに凍ってる。

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スケートリンク並。

もうね、宇野昌磨トリプルアクセル決めるぐらい、羽生結弦がクワッドアクセル?

決めるぐらい笑   知らんけど。

 

地元京都でこんなのは初めて。

一応マイカーの停めている駐車場に行った。

はい、出れません。

ノーマルタイヤの僕の車じゃムリ

自殺行為です。

 

隣に停めている軽バンのオッチャンもガチガチに凍ってるフロントウインドをヘラでガリガリしていた。

 

「今日はムリ、あきらめました」と話しかけた。

「そうやんね、走れんよね」

「僕、ノーマルタイヤなんで絶対ムリですわ」

「俺もノーマルやねんけど、スプレーチェーンってのを買って、タイヤに吹いてみたけど、全然アカンくて」

「あー、あれは効かへんでしょ、」

何年か前に会社で買って使ったことがあるが

雪が積もった駐車場でスプレーチェーン吹いて動いたら、即効で滑った笑

「ね〜あれ全然やね、YouTubeはええように言うてたけど」

「あの商品は詐欺に近いですわ」

「僕も諦めて、電車で行きますわ」

「その方がいいと思いますよ」

 

スプレーチェーンは、飲むだけで痩せるサプリぐらいの怪しい商品である。

 

軽バンのオッチャンは電車で出勤するようだ。

 

僕は一旦家に帰ったのだが、

急に出社してくれと連絡があっても出れないので、自主的に電車で出社することにした。

 

我ながら真面目だ。笑

 

会社の最寄り駅に着く頃、携帯が鳴った。

ジジイ(元社長N氏)からだ。

 

「いまどうしてる?」

「いま電車で会社向かってるところです」

「え、そうか、じゃあ駅着いたら電話して」

「はい」

 

ん?なんで電話せなあかんの?

駅から会社までは歩いて30分ほどである。

 

駅に着いてジジイに電話した。

「いま着きました」

「そしたらな、市役所のほうに向いて歩いてきて、そこまで迎えに行くから」

「は、はい」

 

市役所って、もう会社まで半分のところやん。

ていうか、ジジイは75歳で運転免許を返納している。車に乗れない。

迎えにくるって??

 

市役所まで後100mのところでジジイから連絡が来た。

 

「僕、見えるか〜?」

100m先のところで、キモキモオーラ全開の年寄りが、こっちに向かって手を振っている。

 

えっ、歩いて迎えに来たん?

なんのために?

きもいきもいきもいきもい。

わし、昨日で50歳なんですけど〜

1人で会社まで行けますけど〜

はじめてのおつかいや、あれへんで〜

 

ジジイと合流した。

「N氏、わざわざ歩いて迎えに来てくれはったんですか?」

「いや、そこの駐車場で高田君が待ってる」

ジジイは同僚高田君に運転手をさせて、

自分は助手席に乗り、わざわざ迎えに来てくれたのだ。

 

いや、待って、どんだけ僕に対して

 

過保護やねん!

 

ていうか、

 

どんだけ好きやねん‼️

 

キモスティックマイヤーやで。

 

ていうか、高田君に運転手さすんなら、

 

高田君が迎えに来てくれたら

そんでええやんけー笑

 

それも、中途半端な市役所までじゃなくて

駅まで。

 

ジジイが最後に僕に一言、言いました。

 

「僕って、優しいやろ」

 

キンモーーーーーーー笑

 

「はい、愛しかないですわ」と

笑いながら返しときました。

 

さぁ今日は休みになったし

ゆっくりしまぁす。

 

昨日のブログに

誕生日お祝いメッセージをくださった皆様

ありがとうございました✨️