思いやりの心は人の心を結ぶ絆 - トラック運転手ともさんの日常

先日は久しぶりに喧嘩をしているドライバーを見ました。

それも2人も。

1人目は工場へ積み込みに向かう道で、
道路工事が行なわれており、片側交互通行だった。

通り抜けようとしていた10トン車が狭くて行けなかったようだ。

何とかして行けた後、その運転手はトラックを止めて降りてきた。

そして、工事現場にある重機(パワーショベル)のオペレーターにブチ切れた。

「お前、こんなもん通れるか！」
「行けるやろ、これぐらい！」
「お前がちょっと下がったらええんちゃうんか！」
「仕事でやっとんねん。協力せーや！」
「こっちも仕事じゃボケ！」

どっちも飛びかかっていきそうな勢いでキレている。

どっちもアラフィフのおっちゃんだった。

声を荒らげても、何も解決しないなぁと思いながら気持ちはわかると。

そしてその後、積み込み場の奥の方から
怒号が聞こえてきた。
「お前は耳が悪いんか、頭が悪いんか、どっちやねん」
2トン車に乗ってるドライバーだった。
その言葉にブチ切れたリフトマンが
「なんやねん、お前こらぁ」
これまたブチ切れた。
まぁ、そりゃそうなるわな。

なんやねん、ここは昭和か！

令和のこのご時世、この短時間で
こんなブチ切れ現場を2回も見るなんて。

声を荒げても何の解決もしない。
僕も若い時はよくブチ切れていたが50歳を前にして、心穏やかに生きていきたいなと日々を思っている。

前に他社ドライバーのＡ君の横に乗った時、
A君はちょいちょい口ずさむ。
「手ぐらい上げていけや、ボケ」
「なんやねん、おっそいのー」
「どっちやねん、ボケ」
「止まれや、危ないな」

A君の口の悪さに、聞いてる方も気分悪くなる。

この前、帰宅途中、車を走らせていたら、

左から、こちらを全く確認せず飛び出してきた車が居た。

僕は思わず

「なんやねん、危なっ、死ね、カス〜」

……

……

言うてた……笑

帰宅後、ふと部屋のカレンダーを見たら

こんな標語が
『思いやりの心は人の心を結ぶ絆気配り心配りが人の和を生む』

僕は音読しながら頷きました。

心掛けなきゃ。

さあ、明日も安全運転で頑張ろっと。