中二病 - トラック運転手ともさんの日常

先日、名神高速西宮料金所ETCレーンを通過しようとした時、

「ピピーッ」車載器が鳴った。

ゲートが開かず、急ブレーキ、、

バー直前で止まった。

すぐさま、後続車が突っ込まないかバックモニターを見た。

だいぶ手前で停車していた。
よかった。
荷物も重たかったので、手前からかなりゆっくりレーンに進入していたのがよかったのかも。

ていうかなんでETCエラー？

レーン脇のマイクから係員の声が聞こえてきた。
「※#…¥ゞ♂〒△∀※」
「えっ、」
周りの騒音で何を喋ってるか全くわからなかった。
とりあえずカードを抜いて再度挿してみた。
「ポーン♪ ETCカードを認証しました」
ゲートが開いた！

係員の声が
「いけました！ありがとうございました！」
この声は聞き取れた。

そのままレーンを通過。

ETCレーンは何が起こるかわからない
常にゆっくり進入する事が事故を回避する。

この時ずっと同僚Ｙ君と電話中だった。

「とりあえず無事にいけたけど、なんで反応しなかったやろな？」
「なんででしょ？」
「カード期限が切れてるんか？」
「それやったら高速乗った時に反応してますよね」
「そらそやな」

そんな話をしてると、
今度はＹ君の電話から
「ピピーッ」と聞こえた。
「えっ、どうした？」
「いや僕の前の2台がETCレーンで止まりました」
「ええええーっ」
「僕のもエラーになってますわ」
「マジかー」

なんと同僚Ｙ君と、その前2台の車もETCがエラーになったのだ。
こんなことがあるのか？

それから1時間後、
Yahooニュースがスマホに飛び込んできた。
『和歌山で震度5弱地震発生』

えっ、また？
その日、早朝山梨県で震度5弱の地震があったとこなのに。

怖っ、、、

夕方Ｙ君と話す。
「1日で震度5弱の地震が2ヶ所で起こることってある？」
「ないですよね、それも違う場所でなんて」
「これ、朝のETCがおかしかったのも関係してるんちゃうか？」
「あ、あるかもです。磁場によるものかと」
「それやっ！磁場や！磁場によって車載器がおかしなったんやわ！」
「前兆ですよね」
「前兆やわ」

この話を同僚Z氏にも聞かせたら。
Z氏が一言

「ともさん、、中二病ですやん笑」

「誰がやねん、おれ昨日めっちゃ寝違えたのも、磁場によるものやわ、寝違えが地震の前兆やったんやわ」

「んなわけないですやん、笑」

その後、Z氏と移動中、信号のない交差点を右折します。
めちゃくちゃ出にくい右折。

しかしスっと出れた。

僕はZ氏に言った。
「今スっと右折出来たやろ？これ、俺がパワー使ってん」
「えっ、ともさんがパワー使ってくれたおかげで僕はスっと出れたんですか？」

「そうやで、あんまり言いたくなかったんやけど、俺パワー使えるんや」

「ともさん、本物ですやん！」

「まぁな」

「本物の中二病ですやん！笑」

「そっちな。笑」

僕は磁場で頭がおかしくなったのかもしれません。

皆さま、災害時の備えをお忘れなく。

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。

※中二病（厨二病）とは、思春期の格好つけたい年頃の少年少女にありがちな、空想や自己愛や全能感が生み出す、奇矯で珍妙な言動や嗜好のこと。揶揄または自虐の意味を込めて用いられるスラング。「中二病」という呼称には、この「病状」が中学2年生の頃に典型的に見られるものである、という含意がある。
Wikipedia引用