冷静になりましょ - トラック運転手ともさんの日常

同僚Ｙ君と今朝の会話。

タメ口＝僕
敬語＝Ｙ君

「また電車内であったなぁ」
「えっ、またですか」
「そうそう、なんか千枚通しみたいなもんで、襲い掛かろうとしたらしいで」
「やばっ」
「50代のオッサンでマスクをせずに電車に乗っとって、それを近くに座ってたカップルに何か言われてると勘違いして、カーッとなってやろうとしたらしい」
「なんなんすか、やばいっすね
っていうか、なんで千枚通し持ってんねん」
「ほんまやわ」
「電車も空港みたいに持ち物検査せなあかんかもしれませんね」
「そやけど乗降客の数が桁外れやし難しいかもやな」
「どうしたらいいんでしょうね」
「各車両に護身用の武器を置いとくとか
例えばヌンチャクとか」
「それ、自分の後頭部と股間に当たって終わりですね笑」
「勝手に自爆やな」
「スタンガンが一番ええやろうけど、接近せなあかんしなぁ」
「そもそも近づけないでしょうね」
「やっぱ催眠ガス的なもんが一番ええんちゃう」
「なるほど」
「距離を取れるやんか」
「そうですよね、でも、ナイフで攻撃してくる奴なんて、そもそも弱いやつですよ」
「確かになぁ、ブルースリーの本に書いてあったわ、ナイフを持っている相手の方が動きが制限されるから、こちらが有利って。まあ、それはブルースリーの目線やからな」

「ですよね。でも、興奮してるから動きが硬いと思いますわ」

「まずそれ以上にこっちの動きが硬くなってるやろうけどな」

「冷静になれませんもんね」

「1回練習しといた方が良いかもしれんな」
「そうですね、やっといた方がいいですね」

「公園でやろ俺、犯人やるわ
ほんで通報されて捕まっとんねんやろ笑」

「あははは」

「だから、おもちゃのナイフでやろうって言ったやんって言いながら手錠かけられとんねん笑」

「面会の時、差し入れ持って行きますわぁ笑」

「練習はやめとこ」

「はい冷静になりましょ笑」

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。