同僚Y君、彼は最近、心が荒んでいると。
優しくなれないと。
と、いうのも彼だけ仕事の無い日が多い。
彼の能力が低いから 仕事がないわけではなく、たまたま受け持ってる仕事が少ないだけである。
彼は、なんなら他の人より仕事が出来るほうだ。
だから、心が荒む気持ちも分からんでもない。
そんな彼に、僕はこんな話をした。
最近はあまり見ないが、昔はそこら辺の小学校に置かれていた有名な銅像である。
この二宮金次郎は何をした人なんだと?
金次郎は農家生まれで、14歳で父親を失い、めっちゃ貧乏になりました。
なので、金次郎は働くことになり、「まき」を背負い、それを売りながら勉強をしていたという。
優等生で頭の良い金次郎は、25歳になった時に国の偉い人(武士)の家庭教師をすることになった。
「その人が持っている力をどう生かすか」
と、いうことを金次郎は誰よりも考える人でした。
この噂が広まり、金次郎は農村復興の仕事を任されることになります。
しかし、農村復興するにはお金がかかるので、税金を少し安くしてほしい!と、国に頼みました。
すると、もともと農民のくせに偉そうにと、反感を買い、そのうち武士からも農民からも嫌われるようになりました。
居場所を失った金次郎は村から逃げ出しました。
心の傷を癒そうと温泉旅行などに行きましたが、心の傷までは治りませんでした。
そこで金次郎は断食という修行を行ったのです。
21日間 何も食べず、自分と向き合った金次郎の心は変わっていきました。
善と悪、そんなものは そもそも存在しない、
全ては自分の心が作り出したものだと。
こうして、金次郎の心から 自分を嫌っていた武士や農民達を、悪や敵と思う気持ちは消えていきました。
心の強さを取り戻した金次郎にもう怖いものはありません。
何も無かったように、武士や農民と接する金次郎を見て、金次郎を嫌っていた人達は、自分を恥ずかしく思い、金次郎の邪魔をする人はいなくなったのです。
そして、見事、村の復興を成功させました。
「だからY君、21日間、断食してみ!君の荒んだ心が変わるよ」
と、言っときました。
1週間後、Y君と仕事が一緒でした。
Y君のお腹…
以前より出っ張ってました!
ストレスで食べたらしいです。笑
そしてY君 運転の移動中、
スクーターに乗ったおばちゃんに対して
「はよ行けや!ババア」
と、口ずさんでいました。
Y君、さらに心が荒んでました。
二宮金次郎ヒストリーでは
Y君の心の復興は無理でした。(笑)
さぁ明日も安全運転で連休楽しもっと。
価格:11,730円 |
価格:19,800円 |