トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

京都➡️六本木🚚ジジイとツーマン後編

 

東名高速終点の東京インターを出て都内に入った。

 


都会だ、都会すぎる、交差点の六本木だ、表参道だ、渋谷だ、三軒茶屋だの聞いたことある名前の標識を見ると、

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テンション上がってしまう、完全にお上りさん状態である。

 


14時30分、目的地の六本木のとあるピザ屋さんの前に到着。

 

 

 

引き上げる荷物を確認すると、

 


聞いてた話と、全然違った。

 


量が倍からあった…

 


トッピング多すぎやろ!ピザ屋だけに

 


と思った。

 


しかしやるしかない、同僚3人も合流して引き上げ作業開始。

 


17時20分 無事積み込み完了。

 


積荷は満載の激おも、である。

 


夕方の都内大渋滞にハマりながら帰路へ。

 

 

 

神奈川県を抜け、静岡県の新東名『駿河湾沼津サービスエリア』で夕飯を食べることに。

 

 

 

駿河湾沼津サービスエリア到着。

 


ジジイが

 


「あれ、あれ、あれ、あれ」

 


言い出した。

 


「どうしたんですか?」

 


「トラックのスペアキーがない」

 


「えっ」

 


ジジイは念の為にトラックのスペアキーを持ってきていたのだ。

 


「どっか、ポケットとかに入ってないですかね?」

 


ガサゴソ探すジジイ。

 


しかし見つからない…

 


ていうか、メインキーを無くした時の為のスペアキーを無くすって、、

なんやねん!

 

 

 

ジジイが助手席の窓を開け手を外に出した。

 


「あったーーー‼️」

 


「えっ、どこに??」

 


「鍵穴に刺さってた」

 


「えーーーーーっ」

 


ジジイ、六本木を出発する時、スペアキーで助手席ドアを開け、キーをそのまま鍵穴に指したまま忘れていたのだ

 


「よー落ちなかったですね」

 


「ほんまや、もうボケボケやわ」

 


「まぁ、あってよかったですね」

 

 

 

 


そして、ジジイはトイレに行くと言って先にトラックを降りた。

 


僕は日報を書いてからトイレに向かった。

 


トイレしながらポケットに財布が無いことに気づいた。

 


あれ、忘れたかな。

 


トイレの前で待っていたジジイに

 


「すんませんトラックに財布忘れたんで取ってきます」と告げると

 


ジジイは

 


「いやもう出しとくからええ」

 


「いやいやすぐですから」

 


と、言ってトラックに戻った。

 

 

 

あれ、あれ、あれ、あれ、

 


トラックの中に財布がない……💦

 


えっ、なんで?

 


冷静に考える……

 


確か、トイレに行く前に財布は鞄から出してた。そしてポケットに入れたはず…

 


てことは、

 


落とした???

 


ヤバっ、、、

 


とにかく常備してた懐中電灯でトラックの周りを探した。

 

 

 

ない…

 

 

 

やばいやばいやばい、血の気が引いてきたのがわかる。

 

 

 

ていうか、財布が無くなるなんて、

 

 

 

一大事である。

 

 

 

正直、仕事なんてどーでもいい、

 

 

 

ウクライナ情勢もどーでもいい、

 

 

 

財布が無くなる悲劇が

 

 

 

自分の中でトップトピックになるのだ

 

 

 

とりあえず、トイレまで歩いた道を

懐中電灯を照らしながら探した。

 

 

 

 


「あったーーーーーーー‼️‼️‼️‼️」

 

 

 

 


駐車場内に落ちてた。

 

 

 

 


よかったーーーーー‼️‼️‼️

 

 

 

 


夜で雨降りだったので、人通りも少なくてよかったのかも。

 


昼間だったら速攻で拾われているだろう……

 


まぁ昼間やったら落としたことに

気づいていたかもだが。

 


僕は財布には免許証は入れてないけど、

 


保険証やらクレジットカードやら、

色々入ってる。

 


ましてや、こんな地元じゃない静岡県なんかで、仮に後で見つかっても、取りに来るのも大変である。

 


ほんま見つかってよかった。

 

 

 

ジジイのとこに戻り報告

 


「財布がどこにも無くて、探したら駐車場に落ちてて、見つかりました」

 


「ええええ、よかったなぁ」

 


「ほんまよかったです」

 

 

 

ていうか、あの時ジジイの「出しとくから」に乗っかってたら、もう見つからんかったかも。

 


危なっ、、

 

 

 

ていうか、

 


ジジイもスペアキーを無くしたけど、結果、助手席の鍵穴に刺さってて、見つかる

 


僕も

財布を落としたけど見つかる。

 


2人とも強運の持ち主やなと思いました。

 


そゆとこ、ジジイと僕、似てるのかな…

 

 

 

夕飯は、僕の希望でサービスエリア内にある、『びっくりドンキー』へ行くことに。

 

 

 

びっくりドンキーの席に着いて

 


テーブルの上に、財布、スマホ、懐中電灯を置いたのは、僕ぐらいですよ。笑

 

 

 

同僚3人も合流、

 


「ともさん、なんで懐中電灯?」

 


「いやいや、、財布を落として探すのに使ってて、でも財布は見つかってん」

 


「よかったですね」

 


「ほんまよかったわ、、財布無くしてたら、ハンバーグ食べてても味せーへんで」

 


「ほんま、しないでしょうね笑」

 


「何バーグ食べても味せーへんで笑」

 

 

 

そんなことで僕、

 


ポテサラバーグディッシュを注文。

 


僕、無類のポテサラ好きなんです。

 

 

 

しかし、

 


来たのがこれ?

 


えっ、ポテサラは???

 


ハンバーグを食べてみると、

 


まさかのハンバーグの中にポテサラが仕込まれていたのだ。

 

 

 

いやいやいやいや、ちゃうねんちゃうねん!ポテサラはポテサラだけで食べたいねん‼️

 


中にポテサラは、ちゃうねんーー

 

 

 

と、思いながらも、財布も見つかったし!良しとしよ。

 

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夕飯も食べて出発。

 


ジジイと運転交代。

 


「寝といてな」と言われたが、

 

 

 

雨降り、荷物満載、夜間走行、の悪条件の中、

 


ジジイ、飛ばす飛ばす🚚

 


こんなもん寝れるわけがない。

 

 

こわいこわいこわい💦

 

 

スマホのメモアプリに遺書を書いとかな あかんほど。笑

 

 

 

2時間ほどして、運転交代。


今度はジジイに


「寝てくださいね」


と言って出発。


ジジイは助手席で


(。-_-。)...zzz

 

速攻寝てるやん!


この神経の図太さ、

 


やっぱ、僕とは似てないっす。笑

 

 

 


5月10日AM1時9分


無事に京都に帰ってきました。

 

 

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。