トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

運転手失格…

我社の長距離ドライバーは僕と、

愛知県の営業所にいるAさんだけである。

 

そして長距離便の仕事は、現在月2回あるかないかの、愛媛県松山市行きの荷物のみ。

 

その便をAさんと僕と、かわりばんこで行っている。

 

前回はAさんだったが、

その日、あの10年に1度の大寒波で、新名神は、草津JCTから四日市JCTまで最大44時間通行止めの悲惨な状況だった。

 

Aさんは

運行管理者のGさんからの指示。

ジジイ(元社長)からの指示により運行する

予定だったのだが、

 

Aさん54歳。

人の言うことを全く聞かない年頃なのか、

Gさんの指示も、

ジジイからの指示も、

全く言うこと聞かずに運行。

 

結果的に

松山へは無事に荷物を届けたのだが、

 

こんな大雪の非常事態に

運行管理者の指示も

ジジイの指示も無視するのは、

 

さすがに、ダメだということで、

 

まだ本人は知らないが、

 

Aさん、

長距離便を、おろされることになった。

 

わざわざ、このために増トン免許も取得して新車にまで乗せてもらっていたのに…

 

でも、それは仕方ない。

ドライバーは会社の指示で動いてるわけやから

個人商店やないんやから、

当然っちゃ、当然。

 

そして、そのことを知らない

Aさんのトラックを僕が一時的に乗るという体(てい)で、Aさんのトラックに乗り換えた時、

 

Aさんが

こんな物を外した。

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「えっ、ちょ、Aさんこれなに?」

「あ、これシートベルトのバックル」

「へ、なんでこんな物を?」

「ほら、シートベルト外したらピーピーいうでしょ?だから」

僕はAさんの言うてる意味が全くわからなかった。

「えっ、どういうこと?んじゃシートベルトを外して運転してるってこと?」

「……」

Aさんは一瞬答えに詰まった。

「いや、たまに後ろの物をとる時シートベルト外すから」

いやいや、おかしいおかしい。

「いや、それやったらピーピーなってても問題ないでしょ、またすぐシートベルト閉めるんやから」

「……」

 

完全に嘘である。

Aさんは、おそらく長距離便の夜間走行をしている時に、シートベルトを外しているんだろうと

想像がつく。そして警告音がうるさいから、このバックル付けて、警告音が鳴らないようにしているのだ。

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いや、もうそれは

 

アカンやん!

 

運転手として

 

いや、車を運転するものとして

 

絶対アカンやん!

 

もちろん証拠がないので、ほんまかどうかは

分からないが

 

限りなく黒でしょ。

 

このことを

ジジイが知ったら、Aさん、

 

おそらくクビ。

 

運行管理者のGさんに

「このことジジイに話さんほうがええかな?」

と聞くと、

「それはもう、Aさんが終わってしまうので、ジジイには言わない方が、、僕からAさんには厳重注意します」とのこと。

 

Aさんよ、

そんな横着してたら、

長距離にも、運転手にも、向いてまへんで。

 

ていうか

こんなもんが売ってることにもびっくりですわ。

 

 

Aさんは

鬼滅の刃の、禰豆子にハマりまくって

トラックのキャビンにフィギュアを3体も置いている。

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乗り換えたときに、

「あれ、禰豆子ないやん、置いといてほしかったのに〜」って冗談でボケたら

「禰豆子は俺の部屋にいる」

と、マジな顔して言うてました。

 

キモッ。笑

 

Aさん、ちゃんとせな

鬼じゃなくても会社にクビ切られるで。

 

 

さぁ今日も安全運転で頑張ろっと