【赤池】あかいけ
名神高速、京都南インターチェンジを少し南へ下ったところに「赤池」という交差点があります。
この赤池は、
なぜ赤池と言う地名なんでしょうか?
もうかれこれ50年近く京都に住んでいる僕は気にもしたことないですが、
歳を取ったからか、こういう歴史に、最近ものすごく興味があります。
そんなことで調べてみると二つ説がありました。
【1つ目】
鳥羽伏見の戦いで、血のついた刀を、その池で洗っていたので、池の水が真っ赤に染まったからと。
そりゃ、水道もない時代だから洗うとなったら川か池しかないし。
十分あり得るな。
【2つ目】
僕はこっちの説が切なくて怖いんですよ。
平安時代の終わり頃に
文覚(もんがく)という、元武士の人物が
同僚の武士、渡辺渡(わたなべわたる)の妻 袈裟御前(けさおまえ)と恋に落ちるんです。
いわゆる不倫です。
文覚は、袈裟御前を好きすぎて、ある日こんなことを言い出します。
「お前の旦那を殺すから、俺と一緒になってくれ」
そう言われた袈裟御前は
「分かりました。それでしたら、主人が寝ている時に必ず殺してください」
しかし、思い悩んだ袈裟御前は
文覚が、今まさに渡辺渡を殺る時に
「待って〜〜、きゃああああ、」
と、身代わりに斬られたのでした。
これは事故ではなく
袈裟御前自身が死ぬ道を選んだのでした。
そして、文覚は斬ってしまった愛する袈裟御前の首をその池で洗い、池が真っ赤に染まったことから赤池と呼ぶようになったという。
不倫相手に自分の旦那を殺させようと思い、思いとどまり身代わりに自分が死ぬって話。
もう、土曜ワイド劇場やん。笑
切な怖すぎるわ。
そんないわれのある赤池。
現在、近くに
ラブホがいっぱい建ち並んでいます。(笑)
京都は素敵な所です。
さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。