泣けた… - トラック運転手ともさんの日常

出勤中、ふと思った。

泣きたいなぁって。

もちろんリアルで悲しい出来事が起こり泣くのではなく、

感動する映画を見たり、泣けるドラマを見たりしてだ。

先日も、エレファントカシマシさんの
『俺たちの明日』を運転中に聞いてたら

急に、ぐぅーと込み上げてきて、
気づいたら、泣きながら運転してた。笑

50前のオッサンになり、
どうやら1番緩んできたのが、
涙腺とパンツのゴムのようだ。笑

仕事を終え帰社。

寝る前、NHKを付けたら、こんな番組が放送していた。

『エマージェンシーコール～緊急通報指令室～』

119番通報の指令室に密着！通報の声だけで紡ぐ30分間。

119番してくる生のリアルな声と、
それに対して懸命に対処するオペレーターの生のやり取りが凄かった。

とにかく、119番通報してくる人達の
常識の無さにびっくりである。

※119番通報
『もしもし〜人が倒れてるよ、早く来てくれよ』

【息をしているか確認できますでしょうか？】

『知らねーよ、とにかくグズグズしてないで早くこいよ！』

【救急車はもうそちらに向かっております。今からやって頂きたいことがあります】

『素人にできるわけねーだろ、早くしろよボケ』

いやいやいや、何この返し、、イラッ

知るかーーカスーー‼️‼️
(あ、これ僕の気持ちです)

※119番通報
『おい！俺をなめんなよ！』

【こちらは119番ですどうされました？】

『いや、だからなめてんのか！ガチャ、ツーツー』

【……】

知るかーーカスーー‼️
(僕の気持ち)

※119番通報
『あのさぁ俺さぁ今さぁ、留置所みたいな所に居るのね』

【もしもしこちらは119番ですが…】

『それでさぁ何にもないのよ』

【はい、】

『なんか水分的な物を持って来てくんない？』

【それはこちらでは出来ません。】

『あ、そっ、ガチャ、ツーツー』

知るかーーカスーー‼️
(僕の気持ち)

※119番通報
『ちょっと、昨日からね、ずっと、うちの家の裏の方から、猫の鳴き声が聞こえるのよ』

【猫は鳴くのが仕事ですからね…】

『いやだから、撤去しに来てください！ガチャ、ツーツー』

知るかーーカスーー‼️
(僕の気持ち)

※119番通報
『助けて、わたし、もう無理、お酒辞めれない』

【どうされました？痛いところはないですか？】

『ない、私もう無理、お酒辞めれない、』
【御家族の方は居ますか？】

『いる、旦那も、子供も、あなた達は何も出来ない、あなた達なんか、何も出来ない…』

ガチャ、ツーツー。

知るかーーカスーー‼️
(僕の気持ち)

いやいやいや、ずっと見ていて、イライラしぱなっしだった。
119番に、こんな通報が、わずか30分で、バンバン入ってくるなんて、、

もうね、オペレーターが119番したくなるほどです。笑

オペレーターの皆さんのストレスを
僕は一気に吐き出します。
ほんまね、
ええ加減な119番通報は

『知るかーーカスーー‼️』ですわ。

そして番組ラスト。
慌てた様子の女性から119番通報が入った。

『もしもし、今、家に帰ったら、お父さんが倒れてます泣』

【お父さんは息をされていますか？】

『してないです、冷たいです、泣』

【わかりました。すぐに救急車を手配してます。今から私の指示に従って、お父さんの心臓マッサージを行ってもらいます大丈夫ですか】

『はい、心臓マッサージ、わかりました泣』

【お父さんの胸の真ん中に手の平を当て、もう片方の手を重ね、肘を曲げずに押し込みます】

『はい、』

【私のリズムと一緒にいきますね、イチ、二、サン、シ、ゴ、ロク、ナナ、ハチ、キュウ、ジュウ、】

『はい、』

【声を出してください】

『はい、イチ、二、サン、シ、ゴ、お父さんごめんね、泣、ロク、ナナ、ハチ、キュウ、ジュウ、』

【もう一度、救急車が到着するまで続けますよ】

『はい、イチ、二、サン、シ、お父さぁん……戻ってきて……泣』

この後、救急隊員が現場に到着。
病院に搬送。
お父さんがどうなったかは、放送されてませが。

僕は、この生々しいやり取りを見ながら、

めちゃめちゃ号泣。

最終的に泣くことができました。

エマージェンシーコールセンターの方々。日々ご苦労様です。

さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。