トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

僕は ざわちんに勝てる

今日は仕事が昼からだったので、近所の皮膚科に行ってきた。

初めて行くクリニックだが、ネットで調べたらなかなか高評価だったので行こうかと。

受付を済ませ、どうされました?の初診の問診票を書いた。

虫に刺され、腫れ、化膿、痛みがあると。


すぐに診察室に呼ばれた。

医師は、僕と同じ40代後半で、物腰の柔らかい話し方をする先生だった。

「何かに刺されたんですか?」

「はい、何かは分からないんですけど、先生とにかく切って中の膿を出して欲しいです。痛すぎて寝れないんですよ」

「分かりました。ちょっと見せてください」

「はい、」

「ああ、これは粉瘤ですね」

「粉瘤、思い出しました 前もなりましたわ」

「そうですか、ちょっとこれは切って中の膿を出しますね」

「はい、お願いします」

*粉瘤とは
何らかの原因で皮膚からばい菌が入り、皮膚の中に袋を形成し膿が溜まって腫れてしまう症状。


「麻酔のアレルギーとか大丈夫ですか?」

「はい、そういうアレルギーはないんですけど 痛みにめっぽう弱いです」

「大丈夫大丈夫、そんな痛くないからね」

看護師のベテランおばちゃんが声をかけてきた。

「はい、でも前やった時も痛すぎて、悶絶した記憶があります笑」

「大丈夫、麻酔の注射がちょっとチクッとするだけだから」

「はい、、、、」

どんだけビビっとんねんと思われただろう。笑


ベッドにおしり丸出しでうつ伏せになる。

「それでは、麻酔の注射打ちますね」

「はい、こわい〜」

「大丈夫、力抜いてねー」

ベテランのおばちゃん看護師が言う。

「はい、」

僕はベッドの前に置いてあったパーテーションのパイプを両手で握りしめている。

医師が麻酔の注射を打ち始めた。


チック〜 痛っ、、、

ベテランおばちゃん看護師が声をかける

「ちからが入ってるよー。ちから抜いてねー」

と背中をトントンされる。

完全に子供扱いの48歳おじさん。


僕は最近始めたヨガで覚えた深い呼吸をして、リラックスを試みた。


スゥーーーーーーー

フゥーーーーーーー


「硬いよー力入ってるんじゃない?」


リラックスをしているつもりだけで、体はガチガチだった、、笑


そうこうしてるうちに麻酔を三ヶ所打たれていた。


麻酔が効いてくるまで少し待ち医師が切開を始める。

「ちょっとつんつんしてみるから痛かったら言ってくださいね」

「はい、」
つんつんって、わしゃうんこか、心の中で思った。

「どうですかピリピリしますか?」

「大丈夫です」

「そしたら切っていきますね」

「はい、お願いします」


「はい、もう切ったからね」


「えっ、はい、」
全然感覚がなかった。麻酔って素晴らしい。


「膿が出てくるね。もうちょっと出しときますね」

先生は切った周りをまるでニキビの芯を出すように、指で押し出している。

その間も痛みは全くない。
麻酔は最高だ。


「マスク越しであれやけど、トータス松本さんに似てるって言われます?」


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医師が急に聞いてきた。

「あっ、はい、良く言われます」

えっ、どのタイミングで聞いてくるん?

「あーやっぱり、似てると思ったー」


「声も似てるよね」

と、ベテランおばちゃん看護師も言ってきた。

僕は

「ガッツ出します!」

と、返したら、


シーン、、、、


すべった、、、


笑いにも麻酔が効いていたことにしとこ。笑


その後はガーゼを貼ってもらい、薬の説明を受け、治療は終わった。


っていうか、目元だけでトータス松本さんに似てるって言われたのは初めてだ。

僕、トータス松本さんなら、ざわちんに勝てるかも、笑

 

この初めてきた皮膚科のクリニック、医師は喋りやすく治療も丁寧だし、とても感じの良い人だった。


バンザーイ
君に会えてよかった、 だ。笑



その後、麻酔が切れて傷口が激痛×100の状態で、「なんだか泣けてく〜る〜」と、ウルフルズの「泣けてくる」を口ずさみながら帰路についたのだった。

~完~
 



















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