陽性となり10日目、同僚Gさんが出社してきた。
少し痩せた感じのGさん。話を聞くと、5日間熱が下がらず、そのうち3日間は高熱だったという。
学生の頃は野球人生で体は強い彼が、もうあかんかも、と思ったほど。
「もしものことがあったらこの口座から即引き出しといてな」
と、内緒にしていた銀行口座の暗証番号を奥さんにカミングアウトしたほどである。笑
新型コロナウイルス恐るべし!
少し倦怠感は残ってます。と言っていたが
とにかく復活できて本当に良かった。
しかしGさんは
じつはもうひとつ難病を抱えていたのだ。
「ぼくね、○玉の上られへんに粉瘤(ふんりゅう)が出来て、それがイッタイイッタイんすよ」
ふんりゅう、、、
それはめちゃくちゃ痛い‼️
しかも○玉周辺なんて想像しただけでも痛い。
粉瘤とは
皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍(嚢腫)の総称です。 たまった角質や皮脂は袋の外には排出されないので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。
今でこそ落ち着きましたが、
ふんりゅうは、僕も何回もなってました。
5、6回はなってます。ふんりゅう先輩です。笑
「それは病院で早く切ってもらった方がいいよ」
「はい、診てもらったんですけど、とりあえず注射器で膿を吸う処置をしてもらいまして」
「麻酔した時、痛かったやろ?」
「めちゃくちゃ痛くて処置室でもわめいていたら、廊下で待っていた嫁に、ギャーギャー恥ずかしいねん。って言われました笑」
気持ちわかる!ほんまに痛いもん、女性は痛みに強い生き物だけど、我々おとこは、ほんま弱い…
僕も麻酔打ってもらう時、痛すぎて、60代の看護師さんの手をギュウって握りしめましたもん。
こんなにギュウっとされるなんて久しぶり〜
って感じで60代看護師さん、若干嬉しそうでした。笑
注射器で膿を吸い出してもらったGさんだが、
まだ翌日も激痛ですと。
「やっぱり切開してもらわなあかんよ」
「はい、でも切ったら毎日通院して洗浄せなあかん言われて」
「洗浄はせなあかんけど、毎日じゃなかったで」
病院によって治療が全然ちゃうな。
Gさんは国立病院に行ったらしいが、僕はそこら辺にある小さい皮膚科である。
思い出す。その皮膚科でめちゃくちゃすべったことを。
ベッドでうつ伏せになり、お尻丸出しで、粉瘤を切ってもらう時に医師が
「関係ない話ですけど、トータス松本に似てますよね?」
「はい、よく言われます」と返すと
看護師のおばちゃんも
「喋り声も似てすよね」と言った。
医師が
「ちょっと痛いかもですけど切りますね」
と言った時に僕は、
「ガッツ出します」と返したら。
思っきり無視されました。笑
腫れ上がった粉瘤のことをGさんは
「ウズラの卵みたいになってます」と例えたが
当時、僕はピノぐらいになってると例えてた。
処方箋で、薬剤師の女性に、ピノぐらいに腫れてるというと、女性はクルリと背中を向けた。しかし肩が小刻みに震えている。
めっちゃ笑うの堪えてる感じだった。笑
Gさんが
ほんま年末にコロナに粉瘤に最悪ですわと嘆いていたが、
最後の最後に、膿が出たってことやから
来年は良い1年になるよ。