トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

お金は貸すんじゃなくて「あげた」という気持ちで

昨日帰社後、事務所でジジババ(元社長現社長)と同僚Gさんと僕と4人で談笑。

 

先日「そのうちええことあるわ〜」とジジイに言われてた結果がお盆休み前のミーティングで明らかになった。従業員7人全員に金一封が渡されたのだ。額は帯封が巻かれるほどだ。ミーティング前、目が死んでたみんなの顔が一変して笑顔になったのは云うまでもない。笑

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ジジイがGさんに訊いた。

「どうやった奥さんは?」

「久しぶりに笑顔を見ました!」

「そうか、良かったな」

「最初は、えっ、なになに、怖い怖いって言うとったんですよ」

大金=何か裏がある的な笑  と僕が返す。

「そうなんです、でもこれまでの事情を説明して、このお金を頂いたのも、会社の土地倉庫が売れて、手付金が入ったから〇〇さん(ジジイ)が、僕らに早い方がええやろうとくださったんやと、説明したんです」

「ほうほう」

「そしたら、理解してくれて、急にニコニコしだしました。笑」

「そうか。いや奥さんが、仕事を掛け持ちしてるって聞いてたから、体大丈夫かなと、別に来年渡してもよかったんやけど、ちょっとでも早い方がいいかなと思ってな」

「ありがとうございます」

Gさんは何度も何度もジジイにお辞儀をしていた。ほんとに助かったんだと思います。

 

というのも、Gさんの息子さんは私立の高校に通ってるし、野球部やし、ほんとに色々お金がかかります。

僕らが頂いてる給料じゃ、正直やっていけません!なので奥さんが昼も夜も働いていると。それでもやっていけないほどです。

ましてや息子さんは来年、近大に進学することが決まっていて、それはそれでまたお金がかかるという。

今回頂いた金一封だけでは、おっつかないぐらいまだまだお金がかかるんでしょうけど、とりあえずのところはなんとかなったと。

 

「いや僕もね、こないだGさんが、14万の授業料が払えなくてどうしよう…と嘆いてはった時に、ちょっと思ったんですよ、14万ぐらいなら貸してあげよかな…って。でも、お金の貸し借りするとほら、人間関係がダメになるって言いますやん。せっかく築き上げたGさんとの良い関係を壊したくないなと思って、貸すのはやめたんです」

っていう話をするとジジイが、

「そうや!それはもう貸すではなくて、あげたと思わなあかんねん!もう返ってこないもんやと思って、あげたという気持ちやないと無理。わしもそういう経験あるけど、ちゃんと返してくれた人は凄いな!って思うもん。当たり前のことなんやけどな。返してくれた人は凄いなて思う」

 

「なるほど~そうですよね」

 

それでいうと千原ジュニアさんのエピソードで、こんなのがあります。

ある後輩芸人がジュニアさんに大金を借りに来たと。ジュニアさんは、お金はやるから、俺との関係は終わりなと、後輩芸人に言ったそうです。

お金を取るか先輩を取るかに迫られた後輩芸人は「お金はいらないです」と先輩との関係を選んだという。

 

お金は貸すんじゃなくて「あげた」という気持ちで……ジジイの名言です。

 

 

20年ほど前に、会社で仕事をしていてお昼になったので、僕は近所の弁当屋さんに弁当を買いに行こうとしたら、ジジイが「わしのも買ってきて、悪いけど立て替えといてくれる?」「分かりました」と言って、ジジイに唐揚げ弁当380円を買ってきました。

「どうぞ」とジジイに唐揚げ弁当を渡すと

「ありがとう。いま細かいのないから今度払うわ」と言われて20年… 

 

 

 

まだもらってません!380円……笑

 

これはもう

「あげた」と思えばいいんですよね笑

 

また明日。