トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

ジジイが転倒した…

今日会社で積み替え作業をする時、

意気込んでたジジイ(元社長)に軽くボケをかます

「えっ、手で積み替えするんですか?」

「いやいやいや、リフトやで」

「○○さん、いつも元気やし手かなと思って」

持ち上げながらのボケ。こういう心にもないことをスっと言えるのは会社で僕ぐらい。

かなりの上級者だ。

 

「いやいやいや、こっちもこっちも、ともさんには負けるわ」

ジジイは小指を突き出して笑いながらいう。

「よ〜言いますわ、○○さん、まだまだお元気ですやん!」

さらに持ち上げる僕。

 

しかし次の瞬間、ジジイが後ろに下がった時、

地面に置いてあった台車に足を取られてよろめいた。

フラフラ~っと、後ろに倒れかけたジジイを僕は、咄嗟に、サッとジジイの肩を抱いて助けた。

 

僕が支えたことで、ジジイは後頭部を地面に強打することなく助かった。

 

ジジイは、「ほら~言うたやろ、もう若くないんやんから」と笑いながら言う。

 

「もう、びっくりしますわ~」と返す。

 

僕は思った。

普段から、あんなもん死んだらええねん!

なんて思っていましたが、

咄嗟には出るんですね!

助けようとする僕の中の、良心が…

 

たしかに、いつもしねしね思ってますけど、

本心では、ないかな。

 

 

遠くで、見ていたGさんが、ニヤニヤしながら僕に駆け寄ってきました。

アイコンタクトで分かります。

「惜しかったですね!」と言ってるのが。笑

 

Gさんと2人になった時に聞いた。

ジジイがよろめいて倒れたときって、

「めっちゃスローモーションで倒れた感じでしたよ」と。

「えっ、俺はサッと動いて助けた思ったのに、

あれゆっくりやったんやー」

 

散歩から帰ってきたおじいちゃんが

畳にゴロンと寝転ぶぐらい、ゆっくりやったみたいです。笑

 

とにかく怪我がなくて良かった。

 

また明日。