今日、現場に向かってる途中、紫のロングスカートと、黒いストールを巻いた女性を見かけた。
いや魔女か！
思わず突っ込んだ。
魔女で思い出しましたが、僕が18歳の時、
友達に年下の女性を紹介してもらった。
その女性、いつも黒づくめの服装で、とんがり帽子を被り、厚化粧でした。
いや魔女か！
僕は、会う度に
「魔法掛けんといてな！」
と、言ってました。
そんな魔女と、僕は意気投合し、よく遊ぶようになりました。
お互い昼間は仕事をしていたので、会うのはいつも夜でした。
魔女と遊ぶ日々が続いてるうちに
気づけば、僕は魔女を好きになってました。
恋の魔法にかけられてました。
そして、僕は告白しようと思い計画を立てました。
夜景を見ながら告白しようと。
車を持ってる友達に協力してもらい告白することにしました。
そして、告白当日、
僕と友達と魔女で、友達の車に乗り夜景を見に行きました。
途中、コンビニで休憩。魔女がトイレに行ってる時に、
友達が、腹をかかえて笑いながら僕に言いました。
「魔女、めっちゃブサイクやん」
えっ？ そうなん……
めっちゃ可愛いねんけど。
そして、夜景を見ながら告白。
「オレと付き合ってくれへん？」
「えっ？…… いやむり…………」
……
……
振るんかーい！
なんやねん腹立つわーー！
このブ魔女がーー！
僕、恋の魔法が解けました。
さぁ明日ラスイチも安全運転で頑張ろっと。
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