同僚Y君の、運転免許を取って初めてデートした話が面白い。
時は90年代初頭。Y君18歳。普通自動車の運転免許を取得するが、
肝心の車はなかった、、、
そんな中、友人からの紹介で、
ある女性とデートをすることになった。
Y君は母親のボロボロの日産マーチを借りることにした。
流行りの曲をレンタルCDで借りてドライブ用にカセットテープも作った。
そしてデート待ち合わせ。
女性はボロボロのマーチを見て、明らかにテンションが下がった様子。笑
当時、良い車に乗っていたら、モテるという時代だった。
映画を見に行った。
なぜか「もののけ姫」を見たらしい。笑
そして全然盛り上がらないままドライブをしていたら、
「ピーピーピーピーピーピー」
警察に止められた。
Y君、一方通行を逆走していたようだ、笑
雰囲気は最悪になり、彼女は帰ってしまった。
Y君、警察には捕まったが、
彼女は捕まえられなかった。笑
数ヶ月後、VIPカーの助手席に乗っている彼女を見かけた。
Y君、やっぱりマーチではダメだと 格安の中古VIPカーを購入。
新しく彼女もできた。
その彼女とラブホテルに行った時、
車をバックで入れようとしたら
「ゴッチーン、、、」
壁にぶつけてしまい、リアバンパーがべコンと、へこんだ、、
最悪、、、
その後、ラブホテル内でも空気が悪くなったらしい、
そこでもバックだけはできなかったそうな、、、笑
そしてある日、VIPカーで地元の道を走っていたら、急にスピードが落ちてきた、、
あれ?あれ?あれ?
いよいよ止まった。
そして、そのあとエンジンルームから白い煙が、ぶわーっと出てきた。
ラジエーターが逝った模様。。。
格安のVIPカーだったので
かなり程度が悪かったのだろう。
Y君は
煙と涙で前が見えなかったとさ。笑
[完]