同僚Gさんには中3の息子さんがいる。
親子共々野球が大好きだ。
そんな息子さんの野球チーム内で、
最近ちょっといざこざがあったらしい。
試合中、1回の裏でライトがエラーしたことによる失点があった。
攻守交代のときライトの選手がピッチャーに「ごめんな」と謝ったのだが、
ピッチャーはそれを無視したらしい。
その後、チーム内の空気がギクシャクし、結果試合に負けてしまった。
そのことをGさんは、めっちゃ怒っていた。
「まだ1回の裏で逆転するチャンスはいくらでもあるのに無視するって何やねんと」
めっちゃ怒っていた。
僕はその話を聞いて、
「ピッチャーの子も色々プレッシャーがあったんじゃないかな」と言ったが、
どうやらピッチャーの子は自分さえ良ければ良いという考えの持ち主らしい。
それはダメだ。
野球は個人プレーではなく、完全にチームプレーだ。
チームが助け合ってこそ勝利するのだ。
僕はこんな例え話をした。
「セイタカアワダチソウという雑草があって、こいつは化学物質を放出して周りの草を枯れさせ、自分だけがどんどん成長する奴やねん」
「へぇー」
「そやけど、結果自分で放出させた化学物質で、自分も枯れてしまうねん。」
「ええええ 」
「めっちゃあほやろ、だから自分勝手なことしたら、結果自分もダメになんねん」
「なるほど」
Gさんにあんまり響かなかった…笑
僕はさらにこんな話もした。
「野球はやっぱりメンタルが大事やな」
「そうですねー、メンタル影響しますね」
「人間の心ってどこにあると思う?」
「どこでしょう、胸?」
「違うねん、胸でもなく、頭でもないねん」
「どこなんでしょう」
「じつは我々は心に包まれてるねん」
「へぇー?」
「どういうことかというと、我々は身体の中に心があると思ってるけど、じつは心は身体よりもずっと大きいもんやねん。つまり身体の中に心があるのではなくて、心の中に身体がある」
「なるほど」
「心がいい状態だから身体も動く 心が嫌な気持ちだったら身体は思いどおりに動かない」
「めっちゃわかります。ていうか名言ですね」
「いやいや、そうやってチーム皆んなが思うと、もっと強くなると思うよ」
「早速子供達に言いますわ」
「うんうん」
「ともさん凄いっすわ ほんま名言ですわ」
「いやいや、(照)」
これはGさんに響いた。
でも実はこれ、
最近本で読んだばっかりやねん。笑
これは心の中にしまっておこう。
さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。