バンドのネーミングを決めるのって難しい。
あのB’zでさえも、当初はA‘zだったらしい。
しかし読み方が、当時流行っていた感染症に似ていることからB’zになったという。
B’zでよかったと思う。もしA‘zだったら
ここまで売れて無かったと思う(なんとなく)
7、8年前、僕は同僚のZ氏と、B’zのコピバンを組んだ。その時、バンド名を何にするかアイデアを出し合った。
Z氏が考えてきたのが『HOTAEL』ホタエルだった。ほたえるとは、関西の方で暴れるとか騒ぐという意味だ。
よくおばあちゃんに
「とも、うるさい、ほたえたらあかん」なんて怒られたもんだ。
僕はその時はええやん‼️なんて言っていたが、、
数年後は、めっちゃダサいな!なんてイジっていた。 結局バンドも違う名前にしていた。
そんなZ氏
我社で2年前、代表取締役になった。
(正確にはジジイにさせられた)
まぁ僕もジジイにZ氏を推したが。
(あの時はごめん)
そしてコロナ禍になり仕事がどんどん暇になっていく中、ジジイの理不尽な指示、無言の圧力、自分勝手な行動に日々耐えれなくなり、1年前に会社を去った。
そして先日、1年ぶりにZ氏と電話で話した。
「久しぶり〜元気にしてた?」
「はい、まぁなんとか」
「石の方は大丈夫なん?」
Z氏は尿管結石を患っている。
「それがね。辞めてから2回入院してます」
「ええええええ‼️」
「石が尿管に詰まって、それに気づかず仕事してたら、熱が出てきて」
「うんうん」
「コロナにかかったんかなと思って検査したけど陰性で」
「なんやろ?」
「それで、そのうち、手が震えだして、息ができなくなったんですよ」
「ええええ‼️めっちゃやばいやん😱」
「んで、救急車で運ばれて即入院です」
「えーーっ!ほんでなんの病気やったん?」
「石が尿管に詰まったまま放置していたら炎症を起こして、それが全身にまわったみたいで」
「肺にも?」
「そうです。それで息が苦しくなって」
「めっちゃやばいことになってたんや!」
「はい、医者にもうちょっとで命も危なかったって言われました」
「うわぁ、良かったなぁ。助かって」
「はい。良かったです」
「ほんま全然、ほたえられへんとこやったで笑」
「やめてくださいその話は、、恥ずかしいですわ笑」
1年ぶりに連絡したZ氏は大変なことになってたが、現在は月1の通院だけで元気にしてるということで安心した。
Z氏はうちを辞めてから、別の運送会社で運転手として頑張っている。
「それはそうと、うちの会社もいよいよやばいわ」
「マジっすか」
「マジやで。なぁ、Z氏の勤め先に面接に行くし社長に言うといて。何でもできる有能な人材がいますって」
「いやぁ…ともさん。実は今こっちも暇になってきて、人、募集してないんですよ」
「なんやて‼️」
マジか……
あてにしていた再就職先が……
あ〜あ。
一緒に、ほたえたかったのに。
さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。