さてさて、晩御飯どこで食うーー？
南京町で超有名な【老祥紀】の対面(といめん)にある中華レストランに入った。
「奥どーぞ」 と案内され、奥の円卓に座った。
案内してくれたのは女将さんのようだ。
そのカタコトな日本語で、すぐあちらの方とわかった。
座ってから3分。水もお手拭きも来ない。
注文も聞きに来ない。
「なんやこの感じ」僕はちょっとイラッとした。
まぁまぁ、メニューでも決めとこ。
僕らは食べたことない中華を食べよ！
というコンセプトだったので、「これにしよ」
と、3人とも北京ダックセットにした。
「すんませーん」
「はい、はい、」
案内してくれた女将が来た。
「北京ダックセットを3つ」
「あー、セットやってないね、今は単品かコースだけ」
と、僕らが見ていたメニューを取り上げて違うメニューを渡された。
えっ、なんなんこれ？
渡されたメニューを見ると、1人8000円以上のコースばっかりで、単品も、どれも鬼高い！
これは連休用メニューか！
店を変えよか。と思ったが、メニューに1つだけ
「フカヒレスープセット2500円」なるものがあった。
これにしよ。ほんでこれが無かったら、店変えよ。
「すんませーん。フカヒレスープセットを3つ」
「はい、ご注文は以上？」
「はい」
あった。セットは無い言うといて、フカヒレスープセットはあるんかい！笑
僕はフカヒレスープも食べたことが無かったので
めっちゃ楽しみである。
「お待たせしました」
フカヒレスープセットが来た。
大きめのエビチリ、お茶碗に入った炒飯、見た事ない野菜のサラダ、フカヒレスープ、杏仁豆腐。
飲茶は後で来るそうだ。
「いただきます」
見たことない野菜のサラダは、まぁ食べれた。
お茶碗に入った炒飯を食べてみる。
「ん、これ、油でベチャベャじゃね？」
Ｙ君が
「これはもう、ピラフですね」
「ほんまや、エビも入ってるし、ピラフやな」
まぁ、食べれるレベルだが
そんな美味しくはない。
荒い接客は味にも出てるな！
身が大き目のエビチリを食べる。
「はい、美味い！これは間違いない！」
エビチリは美味しかった！
てか、エビチリが不味かったら、もうやめた方がいい。普通に調理したら絶対美味くできるはず。
3人分の飲茶が来た。
小籠包みたいなのが3つ入ってた。
1つ食べた。
「エビが入ってる 美味しい」
てか、この店、
エビに頼りっぱなしやろー‼️笑
さぁ、そして人生初フカヒレスープを食べます。
「ズズズ…」スープを飲んだ。
ん？なにこれ？味がない？
「パクっ」フカヒレをかじってみた。
えっ？味がしないんですけどー‼️
なんか味付け忘れてない？
なんかが足りひんぞ！
いや、でも本場の中華は、これぐらい薄口なのかも。
「味、薄くない？」
N君に聞くと。
「だいぶ薄いですね」
「そうやんな〜」
味が全く無いわけではないが、だいぶ薄口なのだ。
まさに、可もなく不可(フカ)もなくである！
あ、上手いこと言うたんちゃう！笑
満腹にはならなかったがお会計へ。
女将が厨房から駆けつける
ほっぺたを押さえながら
「は、ひ、は、ひ、」言うてる。
全く聞いてないのに
「ヒィ〜辛かった〜」
厨房で食べたものが辛かったんだろう。
知らんがなーー‼️
お前がつまんだもんは辛いか知らんけど
フカヒレは全く味せーへんかったわ‼️
って、もうちょっとで言いそうになった。
店を出て早速、北京ダックを買った。
かぶりつく。
「ん、美味いやん」
甘だれのソースがかかってて美味しいぞ！
と思ったのもつかの間｡真ん中の野菜部分をかじった瞬間、「ヴェッ」てなった。
なんかパクチーみたいな、変な香草が出てきた。
僕、パクチーはもちろん、香草系はちょー苦手なんです。
「あかん、まずい」僕は思わず、袋に吐き出しました。
「これは無理やわ…」
「これは僕も無理ですわ」
N君も袋に吐いた。彼も見た目は何でもいけまっせ！体型だが、ちょー神経質で繊細である。
Ｙ君はぺろっと食べてた。
あかん、お口直ししたい‼️
「あ、南京餃子あるやん！餃子は裏切らへんやろ」
ってことで買って食べた。
裏切られた…笑
中身に、さっき北京ダックで出てきた、癖の強い香草がいた…ムリ…
Ｙ君にあげた。
Ｙ君はぺろだった。
こいつはどこの国に行ってもやっていけるな。
神戸南京町で本場の中華料理を食べて
ひと言。
「王将の方が美味いわ」笑
京都帰ったら餃子の王将行こっと。
さぁ明日も安全運転で頑張ろっと。
