トラック運転手ともさんの日常

このブログは51歳トラック運転手が日々感じたことの記録です

いよいよ会社から通告されました

去年、年末最終日のミーティングに

ジジイ(元社長)から運転手全員に告げられた。

 

「2025年9月25日で会社を閉鎖します」

 

僕は数ヶ月前から聞いていたが、はじめて耳にした運転手もいる。

 

しかし、みんなのリアクションは「無」だった。

噂で聞いていたのか、もしくはこの暇な状況を察してわかっていたのか、とにかくリアクションは無かった。

 

会社を閉鎖した後、我々従業員がどうなるのかをジジイが説明する。

 

簡単に言うと従業員とトラックを他社に売り込む

という計画である。

 

そしてジジイは最後このように言った。

「この今のメンバー7人は最強のメンバーや、だから7人みんなで一丸となって次の会社に行って欲しい!それが僕の願いです」と。

 

しかし、みんなの反応は

 

「無」だった。

 

 

僕はジジイの顔をチラチラ見ていたが、

話ながら目がうるうるしていた。

 

自分がもう続けられないのと後継者がいないのと僕らに対して申し訳無いという気持ちからだろう。

 

それでもみんなのリアクションは

 

「無」だった。

 

僕は思った。

 

この人は生涯誰からも慕われない人なんだなと

 

 

従業員みんなの気持ちや言いたいことはこうだ。

 

果たして、他社に売り込む計画は上手くいくのか?こんなに暇なのに2025年9月まで会社が持つのか?

 

この2点だと思う。しかしそれを今聞いても、答えは出ないし、痛いところをつかれたジジイの機嫌が悪くなるかもである。

 

 

なので、みんなのリアクションは「無」なのだ。

 

 

新しい年が始まり相変わらず仕事は暇である。

 

ある日ジジイが僕に言う。

「今度、JRの大回り乗車に行ってくるわ」

 

大回り乗車とは、大都市近郊区間は一番近距離の運賃で大回り乗車できるというもの。

詳しい説明は割愛させていただきますが、とにかく安く長く電車に乗るという方法だ。

 

去年末に一緒に行こうと誘われたが、丁寧にお断りした。

 

大回り乗車は駅から出れない。ひたすら電車に乗るというもの。

ジジイと2人きりでなんて、ただの罰ゲーム。

地獄である。

 

 

そしてつい最近、

ジジイが同僚Cさんにポロっとこぼした。

 

「年末、みんなに、あんなこと言ったけど、他社に売り込むなんて、ほんまに上手いこといくんかな……」

 

 

おい‼️ジジイ‼️

お前がそんな感じでどうすんねん‼️

大回り乗車してる場合か‼️

気持ちが空回りしとるやないかー‼️

 

 

そんなことで 

会社絶滅まであと618日。

 

宇宙戦艦ヤマトかー‼️笑

古くて誰もわからんか…笑

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さぁ明日は休みでーす。

ゆっくりしよっと。

 

因みに僕はどんな状況でも前向きに

人生を楽しみたいと思います。